3DO
今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉
小学生の時当時パナソニックから発売された3DOというゲーム機が欲しくてたまらなかった。
- 3DOとは
北米では世界第二位のゲームソフト開発会社であるエレクトロニック・アーツの創始者トリップ・ホーキンスが製作したハードとして、日本では家電メーカーの松下電器産業(パナソニック)が製造したハードとして知られた。
ゲーム機の世代的には、第5世代機の先頭に該当する。ただし、ゲーム機ではなくインタラクティブ・マルチプレイヤーという家電製品の一種として販売された。価格設定の高額さ等もあり商業的には失敗に終わった。
あくまで情報家電として発売されたものなのでおもちゃ屋さんではなく電気屋さんで売っているのが当時の自分にとってはゲームの新時代が来たかのようでその異色さが何よりも印象的だった。
3Dポリゴンのアドベンチャーゲームはまるで映画の世界に入れるかのような印象で友達とワイワイ楽しみたいというより一人でドップリ世界観にひたりたい映像であった。
親に相談したところ当時通っていた塾の全国試験で総合1位が取れたら買ってくれるという事になった。買ってもらえる方法を見つけただけで有頂天になっていたのを今でも覚えている。
それからというもの小学生なのに日曜日も遊ばず勉強に明け暮れた。今までの人生の中で一番勉強していたと思う。科目別では1位を取れたが総合は10位以内にも入れなかった。そして小学校高学年になるにつれ学力が低下していくのと同時にプレステ・セガサターンの躍進で3DOが市場から姿を消した。
結局1位は取れず、中学受験の合格祝いでなんとなく買ってもらったプレイステーションで遊びまくり中学では常に最下位。落ちこぼれの道を歩み始め今に至る。
あの時プレステではなく3DOを手にしていたら俺はどうなっていたのだろうとたまに考えるが切なくなるだけなのですぐに考えるのをやめるようにしている。